会社の役員であったため破産を回避して任意整理を行った事例
1 事案の概要
Aさんは、ローンで自動車を購入した後、自動車事故を起こしてしまいました。修理代が支払えなかったため、更なる自動車ローンを組みました。この時点で当初の自動車ローンの残債務が100万円以上残っていたため、Aさんにとって重い負担となってしまいました。
その後は、借金を返済するために借り入れを繰り返す状況となってしまい、借金が膨らんでいき、返済が苦しくなったため、当事務所に相談にいらっしゃいました。
2 解決
Aさんは、両親が経営している会社の取締役であり、破産してしまうと役員を一時的に退任しなければならないため、破産はできませんでした。
そこで、任意整理を行い、債権者5社に対し、5年間の長期分割を提案しました。一部5年間の長期分割には応じない債権者もありましたが、全体としては依頼者の原資の範囲内での分割金額で和解が成立しました。
3 解決のポイント
5年程度の長期分割での任意整理を行うことにより、破産を回避できたこと
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