病気により減収がある場合でも個人再生手続で住宅を残せた事例
債務整理の方法 | 個人再生 |
属性 | 40代男性 |
借金の理由 | 生活費 |
借金総額 | 600万円(住宅ローンを除く) |
1 事案の概要
Aさんは、病気となり一時期働けなくなったことをきっかけとして、住宅ローンの返済や生活費・教育費のために借入れをするようになりました。復職後も以前のような収入は得られず、次第に返済が追い付かなくなったため、当事務所に相談に来られました。
2 解決
Aさんには、家族と一緒に暮らしてきた自宅は何とか残したいという希望があったため、住宅ローンの返済を続けながら、他の債務を減額してもらう「個人再生」の手続を選択することにしました。
受任時点では、Aさんは返済に追われ、その月の生活費の支払いもままならない状況でしたので、これまで債務返済に充てていたお金を生活費に回すことで、徐々に生活を立て直していただきました。そして、家計の収支が改善し、返済資金を安定的に確保できると判断した段階で、裁判所に個人再生の申立てを行いました。
最終的には、無事、再生計画の認可決定を獲得することができました。
3 解決のポイント
債務の返済が苦しくなった場合でも、安定した収入がある方については、個人再生の手続を利用することで、住宅ローン付き住宅を維持しつつ、債務を整理することが可能です。
この事案では、ご相談の時点では家計の収支がかなり厳しい状況でしたが、最終的に家計を安定させ、住宅を維持しつつ債務を整理することに成功しました。
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