投資詐欺に遭い借金の返済が苦しくなった場合に長期分割で和解した事例
1 事案の概要
Aさんは、投資でうまい話があると、ある人物に持ち掛けられ、各種業者から借金をし、現金を調達しました。その現金をある人物に言われるがまま投資という名目である口座に振り込んでいました。
しかし、その途中で知人に「おかしいのでは?」と指摘され、ある人物に現金の返還を要求しても連絡がつかなくなり音信不通となってしいました。警察にも相談しましたが、そのある人物の手がかりがなく、どうしようもないと言われてしまいました。刑事の話とは別で借金をしたことは事実ということで、返済が苦しくなり当事務所に相談にみえました。
2 解決
Aさんはアルバイトの定期収入があります。また、今回の被害の出来事は家族も知っており、全面的なバックアップが期待できる状態でした。
そこで、債務整理のうち「任意整理」という方法を選択しました。債権者(業者)7社に対し、約5年間の長期分割を提案しました。幾度かの交渉を経て、最終的に依頼者の希望する原資の範囲内で和解が成立しました。
3 解決のポイント
投資詐欺などの被害に遭った場合でも、5年程度の長期分割での任意整理の方法で再出発ができたこと
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